子供はコエンザイムQ10を摂っても良いか

コエンザイムQ10を子どもに摂取させる場合は慎重に

子どもに摂らせて良いのかはっきりとした結論は出ていない

優れた疲労回復効果や抗酸化作用が特徴のコエンザイムQ10は、サプリメントに配合されている健康成分として知られています。
さまざまな効能があることから健康維持や健康増進を目的に、積極的に摂っている、あるいは摂りたいと考えている方が多いのではないでしょうか。

そこで気になるのが子どもに摂らせても良いのかという問題です。お子さんを持つ方は自分でコエンザイムQ10を試してみて体調が良くなると、ついつい子どもにも摂らせてみたいと考えがちです。
しかし、子どもにコエンザイムQ10を摂らせる臨床試験は少なく、摂らせて良いのかはっきりとした結論は出ていません。健康に良いからと安易に子どもにコエンザイムQ10を摂らせるのはお勧めできません。

コエンザイムQ10は副作用が少なく安全性が高い

コエンザイムQ10は副作用が少なく非常に安全性の高い成分です。誰でも購入できるOTC医薬品としてドラックストアなどで販売されているほか、サプリメントなどの健康食品として認められています。
脂溶性のため空腹状態のときに摂ると、胃の不快感や食欲不振、嘔吐、下痢などの副作用を引き起こすことがありますが、重篤な副作用は報告されていません。しかし、これはあくまで大人が摂取した場合です。

子どもに対する安全性が十分に解明されているわけではない

子ども=小児がコエンザイムQ10を配合したサプリメントを摂る場合の安全性に関して、信頼できる十分な情報はありません。
つまりコエンザイムQ10を子どもが摂った場合に、体調にどのような変化があるのか、どのような副作用が起こるのかはっきりと解明されていないのです。

また子どもは大人よりも体調が変化しやすく心身がデリケートです。免疫力も大人よりも弱いため、副作用が発生した場合に大人よりも症状が重くなる場合があります。
ですから安全性が高いコエンザイムQ10であっても、子どもに摂らせる場合は副作用のリスクを慎重に見極める必要があります。決しておおげさな話ではないのです。

成長期の子どもに対する影響は不明

子どもにコエンザイムQ10を摂らせる場合に、最も考慮しなければいけないのは成長期の心身に対する影響です。
子どもの体は日々成長しています。特に思春期の子どもにコエンザイムQ10を摂らせる場合は、成長に対する影響を考えなければいけません。
ところがこの点に関して、いまだにはっきりとしたことが分かっていません。ですから子どもの成長に全く悪影響がないとは言い切れず、よほど必要性がない限りは摂らせないほうが無難なのです。

それでも摂らせたい場合は医師や薬剤師に相談を

子どもにコエンザイムQ10を摂らせたほうが良いのは、病気などの場合は限られます。

例えば全身の痛み、筋肉痛や関節痛が特徴の「小児線維痛症」の患者はコエンザイムQ10が欠乏状態であることが分かっています。
そこでコエンザイムQ10を1日100mg摂ってもらったところ、コエンザイムQ10の不足が解消されて、疲労が改善されることが報告されています。ただし痛みに対しては十分な効果が得られませんでした。(参考元1)

病気の子どもに対してコエンザイムQ10を使用するか検討する場合は、必ずかかりつけの医師やコエンザイムQ10に詳しい薬剤師などとよく相談して指示に従ってください。そのうえで体調の変化を見ながら、少量ずつ慎重に摂らせましょう。

子どもが摂った場合にどのような効果があるのか明確でない

コエンザイムQ10のコエンザイムとは、酵素の働きを助ける補酵素のことです。私たちの体は60兆個もの細胞によって構成され、一つ一つの細胞にはミトコンドリアという小器官が存在します。
ミトコンドリアはATP(アデノシン3リン酸)という体の機能を維持するために欠かせないエネルギー源を作り出しています。このミトコンドリアの働きを支えているのが補酵素であるコエンザイムQ10です。

大人がコエンザイムQ10を摂取することで、エネルギー産生の効率を高めることができます。それによって疲労回復、血流の改善、抗酸化作用、美肌効果などさまざまな効果が期待できます。

しかし、子どもが摂った場合に大人と同じような効果が得られるかどうかは十分に解明されていません。ですから親である自分が摂って効果があったからといって、子どもにも同じ恩恵があるとは言えないのです。

子どもの体内でコエンザイムQ10が不足することは稀

子どもは体内で十分な量のコエンザイムQ10を生合成できる

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コエンザイムQ10はビタミンと似た働きをすることから「ビタミン様物質」と呼ばれています。ビタミンと異なるのはコエンザイムQ10は体内で生合成することができます。

体内のコエンザイムQ10の量は20歳前後がピークで、加齢によって減少していきます。これは生合成できる量が減少するためです。
逆に言えば子どもは体内で十分な量のコエンザイムQ10を生合成することができます。子どもの体内でコエンザイムQ10が不足することは稀であり、必要な成分とは考えられていません。

成長期の子どもは食事で不足分を補うことができる

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コエンザイムQ10は私たちの身近にある肉や魚、野菜、油脂などに含まれているため、多少不足しても食事で補うことができます。
成長期の子どもは活発に代謝を行うためカロリーをたくさん必要としています。そのため体調に問題がなければ、大人よりも食欲旺盛で栄養不足になることはあまりありません。
ですから普通に食事が摂れていてよほど食生活に偏りがない限りは、毎日の食事によって大人よりも多くのコエンザイムQ10を摂取していると考えられています。

基本的に子どもが欠乏症を発症することはない

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体内のコエンザイムQ10が著しく不足することを「コエンザイムQ10欠乏症」と呼びます。ですが先述した通りコエンザイムQ10は体内で生合成でき、食事から摂取することができます。このためビタミン欠乏症のような重篤な欠乏症は報告されていません。

子どもの場合も同じです。基本的に子どもが欠乏症を発症することはありません。
お子様が体調不良を訴えていると「コエンザイムQ10が不足しているのでは?」と不安になるかもしれませんが、素人判断は禁物です。

参考元1:コエンザイムQ10の基礎と応用 コエンザイムQ10協会編 丸善出版

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