コエンザイムQ10の原産国

かつては日本企業がシェアを独占していた

コエンザイムQ10の原料製造は、2007年時点で日本企業5社が独占し、世界シェア100%を誇っていました。この5社では酵母などを発酵させる方法で原料を製造していました。
2000年代前半にテレビ番組でコエンザイムQ10が紹介されると、一躍有名となり空前のブームが到来します。国内での需要が急速に増加したことによって製造が追いつかない事態になりました。
その後、日本国内だけでなくアメリカなどの海外でも需要が高まります。このような事態に原料製造メーカーでは増産を繰り返します。
一部のメーカーでは「日本国内だけでは膨大な需要に対応できない」として新たな製造拠点をアメリカに作り、アメリカ市場での販売を開始しました。

中国企業の台頭で価格が下落

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ところが市場競争の激化によって複数の中国企業が原料の製造に参入します。中国産の低価格製品は日本やアメリカで需要が大きく、多くのサプリメントに採用されます。
その結果、需給バランスが崩れ、供給過多によって価格が大きく下落し、市場は混乱状態に陥りました。
特にアメリカ市場では製造価格が大きく下落し、アメリカに工場を移した多くの日本のメーカーが現地の工場を畳みました。
低コスト低価格を売りにする中国企業の台頭によって、日本の原料製造メーカーの収益が悪化して、不採算が何年も続く厳しい状況に追い込まれます。

そして2009年に1社、2013年に1社が「今後も収益の改善が見込めない」という理由で原料の製造から撤退しました。2018年現在、日本国内で原料を製造しているのは3社のみです。

必ず原産国を確認しよう

コエンザイムQ10は医薬品のほかサプリメントなどの健康食品、最近では化粧品にも配合されています。
日本では2001年に健康食品として認可されて以降、市場にはさまざまな商品が流通しています。しかし、規制緩和の影響でほとんどコエンザイムQ10が含まれていない偽物も確認されています。
特にサプリメントは医薬品とは異なり、効果が

とはいえ専門家ではない一般消費者が品質を判断するのは困難です。
そこで目安となるのが原産国です。かつては日本のメーカーがシェアを独占していましたが、今日では国内外の多くの企業が市場に参入しています。購入する前に必ず原産国を確認しましょう。

原産国ごとの特徴

日本産の特徴

高品質で安全性の高い日本産

コエンザイムQ10の工業化に世界で初めて成功したのは日本のメーカーです。1966年に量産化されて以来、50年以上の歴史があります。
中国企業の台頭によって一時は原料製造から撤退するメーカーが相次ぎましたが、残ったメーカーではそれぞれ独自の製造技術を培い、高品質の製品を製造しています。品質を重視するなら日本産を選びましょう。

日本では2003年に厚生労働省の要請によって、財団法人日本健康・栄養食品協会が専門部会を開いて食品規格基準を定めました。
専門部会ではコエンザイムQ10の安全性についての議論と検討が長時間行われました。その中でこれまで医薬品で上限とされてきた1日30mgを超える摂取を認め、摂取量上限を1日300mgとする結論が出されました。
日本健康・栄養食品協会と業界が一丸となって取り組みを行った結果、今日では安全性を確保しつつコエンザイムQ10の有効性を十分に発揮できる環境が整えられています。

日本コエンザイムQ10協会の品質認定マークがついた商品がおすすめ

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日本産のコエンザイムQ10は、安全性という点ではしっかりと保証されているため、安心して購入することができます。
ただし、日本産だからといって必ずしも品質が良いとは限りません。日本産や国産を謳っていても、中には品質管理が十分でないサプリメントが販売されているのも事実です。
そこでおすすめなのが、品質を保証した「日本コエンザイムQ10協会」の品質認定マークがついた商品です。品質認定マークの有効期限は1年間で、その後は再審査を行って毎年更新しています。

認証には主に以下の条件を課しています。

1、信頼できる工場で生産されていること
2、1錠中の含有量が30mg以上であること
3、吸収効率に優れたソフトカプセルタイプであること
4、ソフトカプセル以外の場合はそれに準ずる体内吸収性を持つこと
5、コエンザイムQ10以外の成分については安全性に関する資料が整っていること

なお、日本コエンザイムQ10協会は、コエンザイムQ10の正しい知識の普及や啓発を目的に、2002年に特定非営利活動法人として発足した団体です。

アメリカ産の特徴

アメリカはサプリメント先進国

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アメリカでは1980年代にコエンザイムQ10を配合したサプリメントが爆発的な人気となり、現在でもさまざまな商品が流通しています。
日本とは異なりアメリカには公的な健康保険制度が存在しません。重い病気を発症すると多額な医療費がかかってしまいます。
健康維持は一人一人の自己責任という考え方が一般的で、日本よりもサプリメントの摂取に積極的と言われています。
つまり、アメリカは日本以上のサプリメント先進国なのです。日本よりも市場規模が大きく、高品質な商品を安く購入することができます。
また、意外に思われるかもしれませんが、サプリメントなどの健康食品の品質や安全性に関する法律は日本より厳しく決められています。
このようなことから高品質で安全性が高く、手ごろな価格で入手したい方はアメリカ産がおすすめです。

中身は日本産や中国産が大半

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とはいえアメリカでコエンザイムQ10の医薬品やサプリメントを製造しているメーカーの多くは、原料を日本または中国から調達しています。
その場合はアメリカで販売されている商品であっても、原産国は日本や中国である場合がほとんどです。
また日本のメーカーがアメリカの工場で原料を製造している場合があります。この場合はアメリカ産になりますが、日本のメーカーが製造を行っているため実質的には日本産です。

中国産の特徴

安価な中国産

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先述した通り、これまで日本のメーカーが独占していた原料の製造に複数の中国企業が参入し、近年では市場競争が激化しています。
中国企業が製造するコエンザイムQ10は原料の製造にかかるコストや人件費を極力下げることで、安価な商品を大量に供給しています。日本で販売されている低価格の商品は、中国から原料を調達している場合があります。
日本のメーカーが販売していても、原産国を確認すると中国産であることが多いのです。この点は注意が必要です。
なお、中国で作られた原料は品質の面で日本産よりも劣ると言われています。中国産のコエンザイムQ10はとにかく手ごろな価格で購入したいという方におすすめです。

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