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コエンザイムQ10の定義

別名ユビキノン

コエンザイムQ10は別名「ユビキノン」と呼ばれています。そう呼ばれる理由はコエンザイムQ10が持つ「キノン構造」と呼ばれる特徴的な構造にあります。
加えて自然界に広く存在する物質であることから、ラテン語で「どこにでも存在する」を意味するユビキタスとキノンを合わせてユビキノンと呼ばれるようになりました。

ではキノン構造とはいったいどんな構造なのでしょうか?
キノンとはケトンと呼ばれるY字型の構造を二つ持つ環状の有機化合物のことです。コエンザイムQ10は5個の炭素からなるイソプレンという化学構造がベースにあり、これがキノン構造です。
このイソプレンが10個繰り返されるとユビキノンになります。コエンザイムQ10のQ10はイソプレンが10回繰り返されることを表しています。
コエンザイムQ10は合計すると50個の炭素から出来ています。そのためコエンザイムQ(50)と表記されることもあります。

コエンザイムQ10の性質

コエンザイムQ10は健康に関心を持つ方なら一度は耳にしたことのある成分でしょう。いまでこそサプリメントに配合されている成分として、多くの人に認知されています。
とはいえ名前は知られていても、どのような性質を持つ成分なのかまではあまり知られていません。コエンザイムQ10の性質を理解するためには、まずコエンザイムについて知る必要があります。

コエンザイムとは補酵素

コエンザイムとは私たちの体内に存在する補酵素のことです。補酵素とはその名の通り酵素の働きをサポートする物質のことです。

私たちの体内に存在する酵素には消化酵素と代謝酵素があります。消化酵素は主に胃や小腸で分泌され、食べ物に含まれるたんぱく質や脂質、糖質などの栄養素を分解し、吸収を促す働きをしています。
一方、代謝酵素は消化酵素によって分解された栄養素をブドウ糖などの体を動かすエネルギー源に変換する働きをしています。

酵素単体をアポ酵素と呼びますが、酵素の多くは単体では働くことができません。酵素は補酵素あっての存在で、二つが組み合わされることでアポ酵素がホロ酵素と呼ばれる物質に変化します。
すると化学反応を起こすことで消化や吸収を促進することができるようになります。コエンザイムはこれらの体内で分泌される酵素の働きを助ける補酵素であり、体内のエネルギーを作る手助けをしています。

ビタミン様物質

コエンザイムQ10はビタミンに似た働きをすることからビタミン様物質の一つとされ、ビタミンQと呼ばれることがあります。
ビタミンの定義は「人間の体では作ることができない、あるいは作ることができても量的に不十分」であるため、コエンザイムQ10はビタミンではありません。
しかし、糖質や脂質、たんぱく質などの栄養素の代謝を助ける働きをし、ビタミンAやBなどのように体の機能を維持するために不可欠な存在です。
ビタミンには脂溶性と水溶性がありますが、コエンザイムQ10は油に溶ける脂溶性で性質にも共通点があります。

体内のさまざまな場所に存在している

コエンザイムQ10は自然界だけでなく私たちの体内のさまざまな場所に存在しています。体を動かすエネルギーを作る酵素の働きを助ける補酵素であることから、エネルギーを必要とする心臓の筋肉や骨骨格、肝臓や腎臓に多く存在しています。
さらに私たちの体を作る細胞内に存在するミトコンドリア内膜や、血液に含まれるコレステロールなどのリポたんぱく質に結合する形で存在しています。

体内で合成される

コエンザイムQ10は私たちの生命活動に欠かせないエネルギーを作る酵素の働きを助ける補酵素で、なくてはならない存在です。体内で不足すると酵素の働きが弱くなり、エネルギー不足に陥る恐れがあります。

ですがコエンザイムQ10は私たちの体内で合成できる物質で、すぐに不足して健康に深刻な悪影響を及ぼす恐れは低いと言えます。
とはいえ私たちの体に必要なコエンザイムQ10のうち体内で合成されるのは多くても60%程度です。しかも体内で生成される量は加齢とともに減少していきます。
コエンザイムQ10がいくら体内で作られるとはいえ、何も対策をしないで年齢を重ねると必要なコエンザイムQ10が不足する恐れがあるのです。

食品から摂った場合の吸収率

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コエンザイムQ10がいくら体内で合成されるとはいえ、加齢などの影響によって作られる量が低下するため、体内合成だけに頼るわけにはいきません。
足りない分は食品から補うことになります。コエンザイムQ10を比較的多く含む食品としては、イワシやサバ、ニシンなどの魚類、牛肉、豚肉、鶏肉などの肉類、ブロッコリー、オリーブオイルなどがあります。
また、脂溶性のため、空腹時よりも脂肪の多い食事と一緒に摂ることで吸収率を高めることができるとされています。

とはいえコエンザイムQ10の吸収率はもともとあまり高くありません。
せっかくコエンザイムQ10を含む食品をたくさん摂っても、全体の約60%は吸収されずに体外に排出されるという報告もあります。そもそも食品単体に含まれるコエンザイムQ10は少量です。そのうえ全体の40%程度しか吸収されないのです。

コエンザイムQ10の体内での働き

体を動かすエネルギーの生成を促す

ミトコンドリアの働きを助ける

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私たちの体は約60兆個もの細胞によって作られています。この細胞の中にはミトコンドリアが存在します。ミトコンドリアは生命維持と活動に必要不可欠なATP(アデノシン3リン酸)という物質を生成する働きをしています。
食事から摂った栄養素は、酵素で分解されてから消化・吸収されてエネルギーに変換されますが、ATPはこのエネルギーを生み出す元になっている物質です。
ATPによって臓器や筋肉にエネルギーが送られることで、私たちは何も意識することなく自然に体を動かすことができます。コエンザイムQ10にはミトコンドリアがATPを作るのを活性化する働きがあります。

【ミトコンドリアとは】

ミトコンドリアは細胞内に存在する小器官です。直径は0.5um(1mmの1/5000)程度と極めて小さく、糸状や粒状の形をした独自のDNAを持っています。多くの細胞と同じく、分裂と増殖、融合を繰り返しています。
人間の体内では、肝臓、腎臓、筋肉、脳といった活発に代謝を行う細胞の一つ一つに数百から数千のミトコンドリアが存在しています。
平均すると一つの細胞に約400のミトコンドリアが存在し、体重の約10%に相当します。ミトコンドリアは生命活動に必要なほとんどのエネルギーを生成する役目を担っています。

コエンザイムQ10が不足すると疲労や老化が深刻化する

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コエンザイムQ10の不足によってミトコンドリアの働きが低下すると、いくら食事から十分な栄養素を摂っていても、効率よくエネルギーに変えて全身に届けることができなくなります。

例えば、食べ物から摂った糖は、酵素によってエネルギー源であるブドウ糖に変換されることで、血流に乗って素早く全身に運ばれます。このため疲労の回復を促す働きがありますが、糖を効率良くブドウ糖に変換できなくなると疲れやすい体になります。
また、細胞に十分なエネルギーが送られなくなることで、細胞数の減少や老化にも繋がります。深刻な場合は病気になってしまいます。
傷ついた細胞を修復するためには、ミトコンドリアが作り出すATPが必要なため、コエンザイムQ10が大きな役割を担っているのです。

活性酸素を除去する

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コエンザイムQ10には優れた抗酸化作用があり、活性酸素を除去する働きがあります。アンチエイジングという言葉がありますが、体内の余分な活性酸素を取り除くことで若々しい細胞と血管を保ち、老化を遅らせることができます。

とはいえコエンザイムQ10に頼らなければ酸化を防げないわけではありません。私たちの体内では活性酸素の影響を抑える抗酸化作用を持つ酵素が作られています。若くて食事の栄養バランスに偏りがなければ、特に工夫をしなくても細胞の老化と血管の酸化を抑えることができます。
しかし、活性酸素の影響を抑える酵素の働きは年齢とともに低下していくため、中高年になると食品などから抗酸化物質を積極的に補う必要があります。
活性酸素を取り除く力の強い抗酸化物質としては、ビタミンEやポリフェノールなどが一般的に知られています。コエンザイムQ10はビタミンEと相性が良く、働きを助ける性質があるため、一緒に摂ると相乗効果が期待できます。

【活性酸素とは】

活性酸素とは普通の酸素よりも反応性が高く、強い酸化力を持つ酸素のことです。体内に取り込んだ酸素のうち最大5%程度が活性酸素になると言われています。
活性酸素は体内に侵入した毒物やウイルスを分解するために必要ですが、増えすぎると細胞を老化させ、血管を錆つかせてしまいます。動脈硬化などの原因にもなります。

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