コエンザイムQ10と合わせて摂りたいレシチン

コエンザイムQ10と一緒に摂りたいレシチン

優れた疲労回復効果や抗酸化作用が認められているコエンザイムQ10は、サプリメントから気軽に摂れる健康成分です。そこでコエンザイムQ10と一緒に摂りたいのがレシチンです。
大豆や卵黄に含まれるリン脂質(※1)であるレシチンには乳化(※2)作用があり、コエンザイムQ10の吸収性を高めてくれます。
さらに脂質の代謝を活性化したり、「動脈硬化」を予防する効果が期待されています。そのため同じ効果を持つコエンザイムQ10と併用することで相乗効果が期待できます。

(※1)脂肪酸、リン酸、アルコールが結合した脂質。
(※2)水分と油分のように本来混ざらない性質のものを混ぜ合わせること。

レシチンの特徴

レシチンは水と油どちらにもよく馴染むことから、乳化剤としてさまざまな加工食品に配合されています。
私たちの体内では細胞膜を構成する主要成分のリン脂質の一種であり、血液や心臓などの臓器の細胞、さらには脳神経などの神経組織に多く含まれています。
またビタミンと似た働きをするコリンという成分が含まれているのも特徴です。

コエンザイムQ10とレシチンの併用によって得られる効果

コエンザイムQ10の吸収率を高める

コエンザイムQ10はとても吸収性の悪い成分

コエンザイムQ10はサプリメントを製造する段階で特殊な加工を行わない限り、脂に溶ける脂溶性で、脂質の一種です。
脂質は胆のうから分泌される胆汁酸で乳化してからでないと吸収されません。そのためとても吸収性の悪い栄養素の一つです。
脂溶性のコエンザイムQ10も同様で、摂取した量の10%程度しか吸収されないとされています。(参考元1)

関連記事:吸収率でコエンザイムQ10を選ぶ

乳化剤として働きコエンザイムQ10の吸収を促すレシチン

レシチンは親水性のコリンとリン酸、親油性の脂肪酸とグリセリンの四つの物質で構成されています。このため優れた乳化作用があり、真逆の性質を持つ水と油を混じり合った状態に変えてくれます。
ですからコエンザイムQ10とレシチンを一緒に摂ると、コエンザイムQ10の水分と油分が混じり合い、吸収されやすくなります。
コエンザイムQ10は小腸の粘膜から吸収されますが、脂質は凝集する性質があるためなかなか粘膜を通過することができません。
レシチンによって乳化されることで、成分が凝集することなくスムーズに吸収されていきます。つまりレシチンはコエンザイムQ10の吸収率を高めてくれるのです。

脂質の代謝を活性化する

コエンザイムQ10には細胞の小器官であるミトコンドリアを活性化することで、体内のエネルギー産生効率を高める働きがあります。
その影響で食事から摂った脂質がエネルギーに変換されやすくなります。体脂肪の蓄積を防ぐとともに、エネルギーの生成が促されることで基礎代謝(※3)の向上に繋がり、脂肪が燃焼されやすくなります。
一方のレシチンには肝臓が行う脂質の代謝に必要なコリンが含まれています。レシチンを摂ると肝臓内で脂質が使われやすくなり、体脂肪の蓄積を抑えることができます。
レシチンとコエンザイムQ10は働く場所は違いますが、どちらにも脂質の代謝を活性化する作用があり、併用することで相乗効果が期待できます。

(※3)運動を行わず普通に過ごしているだけで消費される、生命活動に最低限必要なエネルギーの代謝。

関連記事:コエンザイムQ10でエネルギー産生効率を高める
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動脈硬化を予防する

動脈硬化は血中悪玉コレステロールが活性酸素(※4)によって酸化して、「過酸化脂質」に変わることで引き起こされます。動脈硬化の予防には、悪玉コレステロールと活性酸素の両方に対処する必要があります。

コエンザイムQ10には優れた抗酸化作用があり、体内で増えすぎた活性酸素を除去してくれます。血中悪玉コレステロールが酸化するのを防いでくれます。
一方のレシチンは優れた乳化作用によってコレステロールを溶かす作用があり、血液がドロドロになるのを防いでくれます。
レシチンとコエンザイムQ10を併用すると、悪玉コレステロールと活性酸素どちらも抑制されるため、動脈硬化を予防することができます。

(※4)強い酸化作用を持ち細胞や血管を錆つかせて機能を低下させる。体内に取り込まれた酸素のうち最大5%程度が活性酸素に変わるとされる。

関連記事:コエンザイムQ10で動脈硬化を予防する

コエンザイムQ10とレシチンを摂取する方法

食事から摂る

詳しい情報(クリック)

私たちはコエンザイムQ10とレシチンを食事から日常的に摂取しています。レシチンは大豆や卵黄に多く含まれています。
どちらにもコエンザイムQ10が比較的多く含まれているため、両方の成分を一緒に摂ることができます。
日本人はもともと大豆製品を多く摂っています。豆腐や納豆を普通に食べていれば、特に意識しなくてもある程度のレシチンを摂取していることになります。
とはいえ近年では若い世代を中心に大豆製品の摂取量が減少傾向にあり、必ずしも十分な量のレシチンを摂取しているとは言えません。
またレシチンをたくさん摂ろうとすると、コレステロールを摂り過ぎてしまうため注意が必要です。

関連記事:コエンザイムQ10は食事だけで摂取できるか

サプリメントから摂る

詳しい情報(クリック)

コエンザイムQ10とレシチンをより効率的に摂りたい方はサプリメントを活用しましょう。最近ではコエンザイムQ10とレシチンを一緒に配合した製品が増えています。
1日数粒を水と一緒に口に入れるだけで気軽に摂れるため、続けやすいのがメリットです。忙しくて料理をする時間がないという方や食事の栄養バランスが気になる方に適しています。

コエンザイムQ10とレシチンを併用する際の注意点

食品アレルギーを持つ方は摂取を控える

サプリメントに配合されているレシチンは大豆または卵黄から抽出しています。そのため大豆アレルギーや卵アレルギーがある方は摂ることができません。

摂り過ぎに注意

詳しい情報(クリック)

コエンザイムQ10は非常に安全性が高く、副作用が少ない成分です。ただし大量に摂取すると、胃もたれ、食欲不振、下痢などの副作用が起こるという指摘があります。
サプリメントに記載されている1日の摂取目安量を守り、摂り過ぎないようにしましょう。

一方のレシチンの摂取量は特に決められていません。食事から摂っている限りは摂り過ぎの心配はないとされています。ただしサプリメントから摂る場合は念のため大量摂取を控えましょう。

関連記事:コエンザイムQ10の副作用

持病のある方はかかりつけの医師に相談する

持病がある方は必ずかかりつけの医師に相談してください。特に「トリメチルアミン尿症」の方が大豆レシチンを摂取すると、体調が悪化する恐れがあります。
他にも処方されている薬との相性によっては、薬の作用に影響が出る可能性があります。飲み合わせの判断には専門的な知識が必要です。自分で判断せずに医師の指示を得てください。

参考元1:「コエンザイムQ10」で元気が出る、病気が治る! 永田勝太郎著 日本文芸社

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