男性不妊の予防にコエンザイムQ10

活性酸素から精子を守り男性不妊を予防するコエンザイムQ10

優れた抗酸化作用を持つコエンザイムQ10には、精子を守ることで男性不妊を予防する効果が期待されています。
近年では夫婦の6組に1組が不妊を抱えていますが、原因の半分は男性にあるとされています。この男性不妊に大きな影響を与えているのが活性酸素です。
加齢や生活習慣の乱れによって体内で活性酸素が増加すると、精子を傷つけて機能を低下させてしまいます。
コエンザイムQ10には体内の余分な活性酸素を除去する働きがあり、精子の状態を改善へ導いてくれます。
ほかにも男性ホルモンである「テストステロン」の減少を防いだり、「ED(勃起不全)」を改善する効果が期待できます。

男性不妊を予防するコエンザイムQ10の働き

活性酸素を除去して精子の損傷を防ぐ

精子にダメージを与える活性酸素

私たちの体内では加齢やストレス、病気、生活習慣の乱れなどさまざまなことが原因で、活性酸素が増加していきます。
活性酸素は良い働きもしますが、増えすぎると強い酸化作用によって周囲の細胞を錆つかせてしまいます。このときに遺伝子情報が記録されているDNAが損傷するため、細胞は深刻なダメージを受けることになります。
精子のDNAが損傷すると、精液濃度、精子数、運動率が低下して男性不妊を引き起こすと考えられています。精子にダメージを与える活性酸素の増加が男性不妊のリスクを高めているのです。

コエンザイムQ10は活性酸素を除去する抗酸化物質

そこで私たちの体は「抗酸化物質」を働かせることで、余分な活性酸素を除去しています。コエンザイムQ10は優れた抗酸化物質であり、増えすぎた活性酸素を除去することで、精子のDNAが損傷するのを防いでくれます。
また精子の尾部には「不飽和脂肪酸」が多く含まれ、柔軟な運動を支える役目を担っています。ところがこの不飽和脂肪酸は比較的酸化に弱いため、活性酸素対策を行わないと精子の運動率が低下してしまいます。
コエンザイムQ10には脂質の酸化を防ぐ働きがあり、精子の尾部に含まれる不飽和脂肪酸の酸化を防いでくれます。

副腎の疲労を緩和しテストステロンの減少を防ぐ

副腎疲労がテストステロンを減少させる

男性ホルモンであるテストステロンの分泌が低下すると、ホルモンバランスが乱れて精力減退や男性不妊に繋がります。
このテストステロンを分泌しているのが副腎(※1)です。ところが強いストレスに晒されたり、体に疲労が蓄積すると、副腎はそれに対処するためにホルモンを活発に分泌するようになります。
その結果として、副腎に大きな負担がかかることで「副腎疲労」が引き起こされ、テストステロンの分泌量が低下してしまいます。

(※1)左右の腎臓の上に位置する三角形の臓器。体の機能を維持するために欠かせないホルモンを分泌する器官。

エネルギー産生効率を高めて副腎疲労の回復を促す

副腎疲労を回復させるためには豊富なエネルギーを供給する必要があります。そのエネルギー源となるのが食事から摂取した炭水化物、脂質、たんぱく質で、小腸に到達するとそれぞれブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸に分解されます。
細胞の小器官であるミトコンドリアでは、これらの栄養素を材料として取り込み、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーを作り出しています。
コエンザイムQ10はミトコンドリアの働きを助ける補酵素であり、エネルギー産生効率を高めてATPの生成を促しています。
ミトコンドリアとコエンザイムQ10によって豊富なATPが副腎に供給されると、副腎疲労の回復が促されます。副腎は本来のようにホルモンを分泌できるようになり、テストステロンの減少が抑えられます。

関連記事:ホルモンバランスの乱れを整えるコエンザイムQ10
関連記事:コエンザイムQ10でエネルギー産生効率を高める

血流を改善してEDを予防する

中高年男性に多いEDも男性不妊の原因の一つとされています。動脈硬化や心臓機能の低下によって血流が悪化すると、陰茎の毛細血管に十分な量の血液が送られなくなり、血行不良によってEDが引き起こされるとされています。
動脈硬化は活性酸素によって悪玉コレステロールが酸化することで引き起こされます。コエンザイムQ10には余分な活性酸素を除去し、脂質の酸化を抑える働きがあり、動脈硬化を改善する効果が期待されています。
さらに心臓のポンプ機能を強化して、「心拍出量(心臓が1分間に送り出す血液の量)」を増加させる働きも期待されています。
コエンザイムQ10によって血流が改善されると、血液が全身に効率良く循環するようになり、陰茎の血行不良が改善されます。

関連記事:コエンザイムQ10がEDを予防する

臨床試験で効果が示されている

コエンザイムQ10の男性不妊に対する効果は、「乏精子症」(※2)の方を対象に行った臨床試験で示されています。

【コエンザイムQ10の効果を示す試験結果】

男性不妊を抱える乏精子症患者106名を二つのグループに分け、一方のグループにコエンザイムQ10を1日300mg、26週間摂ってもらい経過を観察しました。
その結果、コエンザイムQ10を投与したグループでは、試験開始から8週間経った頃から、精子濃度、精子数、運動率に有意な改善が見られることが確認されました。
なおコエンザイムQ10を摂っていないグループには変化が認められませんでした。(参考元1)

(※2)精子の数が著しく減少する精巣疾患。

妊娠率の改善までは証明されていない

コエンザイムQ10の優れた抗酸化作用によって精子を活性酸素から守ることができても、妊娠に繋がらなければ男性不妊が解消されたとは言えません。
しかし、残念ながら精子数や運動率は改善されても、妊娠率や出産率の改善までは証明されていないのが現状です。
一部の研究では6/28対3/27でコエンザイムQ10を摂ったほうが妊娠率が高まるという結果もありますが、有意な差ではありませんでした。(参考元1)これは効果が妊娠に至るほど強くないためと考えられています。
コエンザイムQ10の男性不妊に対する効果は限定的です。それでもコエンザイムQ10を積極的に摂ることで、男性不妊を改善する一定の効果が期待されています。

参考元1:コエンザイムQ10の基礎と応用 コエンザイムQ10協会編 丸善出版

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