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コエンザイムQ10にはさまざまな別名がある

コエンザイムQ10にはさまざまな別名がある

体の疲れを取り抗酸化作用が期待できるコエンザイムQ10ですが、実はさまざまな名称で呼ばれています。ユビキノン(ユビキノン-10)、ユビキノール(ユビキノール-10)、ユビデカレノン、ビタミンQ、補酵素Q10などです。
あるいは単に略してCoQ10(コーキューテン)と表記されることもあります。これだけ別名が多いと「これってコエンザイムQ10のことなの?」と混乱してしまいますが、場面や用途によって呼び方が変わるだけで同じ物質です。
コエンザイムQ10のことを理解したい方は、どんな別名がありどのように使われているか知っておくと良いでしょう。

さまざまな名称で呼ばれる理由

コエンザイムQ10がさまざまな名称で呼ばれるのには理由があります。1956年、アメリカのウィスコンシン大学のクレイン教授らは、牛の心筋細胞から黄色い成分を発見し、コエンザイムQ10と命名しました。
ところがほぼ同時期にイギリスのリヴァプール大学のモルトン教授らも、特殊な構造を持つ化合物を発見し、こちらはユビキノンと命名されました。クレイン教授らとモルトン教授らが発見した物質は、後に同じ物質であることが確認されます。
つまりさまざまな名称で呼ばれているのは、コエンザイムQ10が別々の研究者によって発見され、後に同じ物質であることが判明したという経緯があるからです。

コエンザイムQ10の主な別名

コエンザイムQ10の別名としては主に以下のようなものがあります。

ユビキノン

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コエンザイムQ10は大きく分けて酸化型と還元型がありますが、ユビキノンは酸化型のコエンザイムQ10のみを指します。
酸化型はその名の通り空気に触れて酸化した状態であり、体内ではオレンジ色の粉末として存在しています。また体内にはユビキノンを還元型に変換する還元酵素が存在します。

関連記事:酸化型のコエンザイムQ10とは

ユビはラテン語で「どこにでも存在する」を意味する「ユビキタス」、キノンはコエンザイムQ10の化学構造のベースとなる「キノン骨格」に由来しています。
ユビキノン-10と表記されることもあります。-10はQ10と同じ意味で、キノン骨格から伸びる「イソプレン」のユニット数を表しています。

ユビキノール

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ユビキノンと同じ意味ですが、ユビキノールは還元型のコエンザイムQ10のみを指します。つまりユビキノンとユビキノールは、酸化型のコエンザイムQ10と還元型のコエンザイムQ10を区別するために使われる名称です。
ユビキノール-10と表記されることもあります。ユビキノールは全く酸化していない状態であり、体内では無色の粉末として存在しています。
私たちの体内で利用することができるのは還元型であるユビキノールのみであるため、酸化型のユビキノンは体内でユビキノールに変換する必要があります。ユビキノールが消費されると、酸化してユビキノンになります。

関連記事:還元型のコエンザイムQ10とは

ユビデカレノン

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ユビデカレノンは医薬品としてのコエンザイムQ10の名称です。

コエンザイムQ10はもともと心臓機能が低下する「うっ血性心不全」の治療薬として開発されました。
日本では1973年に医療用医薬品として認可され、1974年に販売が開始されました。その後、1991年に誰でも薬局で自由に購入できるOTC医薬品として認可され、2001年には健康食品として認可されるに至ります。

名称が違うだけで中身は全く同じです。医薬品に配合される場合はユビデカレノン、サプリメントに配合される場合はコエンザイムQ10やユビキノン、ユビキノールといった名称が使われています。
違いはコエンザイムQ10の含有量にあります。医薬品ではコエンザイムQ10の過剰摂取を防ぐ目的で、1日の摂取量上限を30mgと定められています。そのためサプリメントと比べてコエンザイムQ10の含有量が少ないのが特徴です。

ビタミンQ

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コエンザイムQ10はビタミンではありません。しかし、エネルギーの産生を促す作用がビタミンの働きと似ていることから、「ビタミン様物質」の一つとされています。そのため稀にビタミンQと呼ばれることがあります。
特にビタミンEとは脂に溶ける脂溶性、優れた抗酸化作用を持つという共通点があります。ただし、ビタミンには「人間の体内で作ることができないか、作ることができても十分な量を供給できない」という定義が含まれます。
コエンザイムQ10は全身の細胞で生合成されているため、この定義にあてはまらずビタミンとは区別されています。

補酵素Q10

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日本や中国では補酵素Q10と呼ばれることがあります。体内でコエンザイムQ10はミトコンドリアの働きを助ける補酵素として存在しています。
補酵素とはコエンザイムのことです。コエンザイムを英語で表記するとcoenzymeですが、coは接頭語で補助、enzymeは酵素を意味しています。
ですからこの二つを繋いで補酵素という意味になります。

補酵素とは酵素の働きを助ける物質のことです。
酵素は食事から摂った食べ物の消化、取り出した栄養素の吸収と代謝といったさまざまな役目を担っています。
単独で働く酵素もありますが、補酵素のサポートが必要な酵素も存在します。コエンザイムという名称はこの補酵素の働きに由来しています。

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