国産のコエンザイムQ10を選ぶ

コエンザイムQ10を選ぶなら国産がお勧め

コエンザイムQ10は体の疲れを取り美容にも良いことからいま注目されている成分です。健康食品として認可されていて、市場にはさまざまな種類のサプリメントが販売されています。
とはいえ初心者の方は、何を基準にサプリメントを選んだら良いのか迷いがちです。そこでお勧めなのが原料を日本で製造した国産(日本産)のコエンザイムQ10です。
近年では安価な中国産が台頭し、市場で大きなシェアを獲得しています。一方で国産のコエンザイムQ10は安心安全で品質が良いことから高い評価を得ています。

国産のコエンザイムQ10を選ぶメリット

安全性の高さ

食品であるサプリメントは安全性を第一に選ぶ必要があります。

食品安全委員会と日本健康・栄養食品協会の取り組み

日本では内閣府の機関である「食品安全委員会」によって、配合できる有効成分の量や使用できる添加物の種類などが定められています。
またコエンザイムQ10は医薬品に使われている成分であり、過剰摂取による副作用の危険が指摘されています。
そこで財団法人「日本健康・栄養食品協会」によってコエンザイムQ10の食品規格基準を制定しました。この中で安全性の観点からサプリメントの摂取量上限は1日当たり300mgであるという結論をまとめています。

副作用の情報が公開されている

安全性を高めるうえで欠かせないのが情報公開です。日本の製造メーカーでは発見された副作用の情報を公開し、外部機関が監視を行うことで公平性と信憑性に配慮しています。
これまでのところ重篤な副作用情報は見つかっておらず、コエンザイムQ10の高い安全性を示す結果となっています。

販売後の継続調査が行われている

日本健康・栄養食品協会ではコエンザイムQ10を配合したサプリメントの販売後に、健康被害が起きていないか調べる目的で継続調査を行いました。
協会が中心になり製品の販売会社の協力を得て行った大規模な調査は、諸外国ではほとんど例のない一歩進んだ取り組みです。その結果、3000例を超える回答が集まりましたが、深刻な健康被害事例は見つかりませんでした。

日本コエンザイムQ10協会が行う品質保証

国産にも粗悪品や偽物が存在する

一般的に国産のコエンザイムQ10は外国産よりも品質が良いと言われています。しかし、国産であっても十分な品質管理を行っていないサプリメントが販売されているのも事実です。
過去にはコエンザイムQ10ではない全く別の成分が検出された偽物や、僅かな量しか検出されなかった粗悪品が厚生労働省の調査によって発見されています。

日本コエンザイムQ10協会の認定マーク付き商品がお勧め

食品であるサプリメントは法律による規制が医薬品よりも緩く、消費者の自己責任で商品を選ばなければいけません。そこでお勧めなのが日本コエンザイムQ10協会が品質を保証していることを示す認定マーク付きの商品です。

多くの日本メーカーが発酵法を採用している

コエンザイムQ10の製法には合成法と発酵法がある

コエンザイムQ10の製法には、化学的に合成する「合成法」と酵母などの微生物を発酵させて抽出する「発酵法」があります。比較的容易かつ安価に製造できる合成法と比べ、発酵法は高純度なコエンザイムQ10が精製できる一方で、製造には高度な技術を要します。

多くの日本メーカーが採用する発酵法

現在、中国産やアメリカ産のコエンザイムQ10のほとんどが化学合成されたものです。一方の国産は天然由来の原料から発酵法で作り出されたコエンザイムQ10が中心です。
日本は発酵食品大国であり、味噌や醤油の醸造で培った技術を活かすことができました。酵母から高純度のコエンザイムQ10を抽出して精製する日本の技術は世界で最先端を誇っています。
酵母から抽出されたコエンザイムQ10は、化学合成されたものよりも優れた効果が期待できると言われています。

還元型は日本でしか製造できない

国産のコエンザイムQ10には、より優れた効果が期待できる還元型を選べるというメリットがあります。コエンザイムQ10は空気に触れるとすぐに酸化するため、還元型の製造は非常に難しく高い技術が必要です。
日本では2000年に初めて酸化を防ぐ技術が開発され、製造法が確立されました。2018年現在、還元型のコエンザイムQ10は日本でのみ製造されています。

機能性表示食品を選ぶことができる

国産のコエンザイムQ10は「機能性表示食品」を選ぶことができます。科学的根拠に基づいた機能性を表示することができる機能性表示食品は、一般的な健康食品よりも確かな効果が期待できます。