品質管理のしっかりしているコエンザイムQ10を選ぶ
品質管理を重視してコエンザイムQ10を選ぶ
品質管理を重視して選ぶ
体の疲れを取り老化予防にも役立つコエンザイムQ10は、優れた効能を持つことから近年になり注目されている成分です。健康食品として認可されていて、さまざまな種類のサプリメントが販売されています。
とはいえ何を基準にサプリメントを選んだら良いのか分からないという方も多いでしょう。そこで重視したいのが製造メーカーが行っている品質管理です。
どのような品質管理を行っているかはメーカーによって異なる
食品であるサプリメントは、医薬品ほど法律による厳しい規制を受けません。原料の調達から製造、そして出荷までの一連の管理は製造メーカーに委ねられています。
もちろん大半のメーカーでは品質の向上を目指して、厳しい管理体制と必要な人員確保を行っています。しかし、残念ながら一部にはいい加減な品質管理によって製造された粗悪な製品が流通しているのが現状です。
コエンザイムQ10を配合したサプリメントを購入する際は、製造メーカーが独自に行っている品質管理を確認してから購入することをお勧めします。
製造メーカーの品質管理を判断する方法
各メーカーがどのような品質管理を行っているかは、消費者には見えにくく分かりにくいのが実情です。そこで品質管理を判断するいくつかの方法を紹介します。
工場を見学する
どうしても自分の目で見て判断したいという方には、コエンザイムQ10を製造している工場を訪れて製造工程を見学する方法があります。
ただし現地を訪れるためには時間と交通費がかかります。またそもそも一般の見学を認めていない工場もあるため、事前の問い合わせが必要です。
製造メーカーのWebサイトから情報を得る
多くの製造メーカーでは自社製品の品質の高さをアピールする目的で、独自に行っている品質管理の取り組みをWebサイトで公開しています。
工場を見学に来た人の目線で、コエンザイムQ10が出来るまでの流れを写真付きで紹介しているサイトもあります。
異物の混入防止などの基本的な安全対策からメーカーが独自で行っている品質向上の取り組みまで、さまざまな情報を知ることができ、サプリメントを購入する際の参考になります。
GMP認定を受けているか
製造メーカーの工場が「GMP認定」を受けているかどうかで、品質管理を判断する方法があります。GMP認定とは医薬品レベルの品質管理を行っていることを示す基準で、財団法人「日本健康・栄養食品協会」が審査を行っています。
GMPでは製造時の人為的ミスを防ぐ管理システム、高品質の製品の製造を維持する品質管理、さらには工場の衛生環境まで、細かくガイドラインで定められています。
この認定を受けているということは、サプリメントであっても医薬品と同等の厳しい品質管理基準をクリアしていることを示しています。
GPM認定を受けた工場で製造されたサプリメントには「GMPマーク」が付いています。コエンザイムQ10を配合したサプリメントを購入する際は、GMPマークがついているかどうか確認しましょう。
ISO22000の認証を取得しているか
最近では食品の安全性について何かと取り上げられる機会が増えています。食品であるサプリメントは、原料の安全性や鮮度の管理といった食品基準での品質管理が求められます。
そこで一部の製造メーカーでは、衛生面を含めた食品の安全管理に関する国際規格である「ISO22000」の認定を取得しています。
ISO22000は食品の衛生管理を徹底することで食中毒などのリスクを軽減や、法令順守(コンプライアンス)の遵守を目的としています。この認証を受けているということは食品としても厳しい品質管理を行っていることを示しています。
日本コエンザイムQ10協会の認定マークがついているか
日本コエンザイムQ10協会はコエンザイムQ10の正しい知識の普及と啓発、コエンザイムQ10に関する研究の促進を目的に2002年に設立されました。
特定非営利活動法人であり、中立的な観点からさまざまな問題に取り組んでいます。その一つがコエンザイムQ10の品質向上です。
協会では優れた製品に対して「品質認定マーク」を付与する取り組みを行っています。品質認定マークの申請には「信頼できる工場で生産されていること」を条件としているため、しっかりとした品質管理を行っていることの証となります。
コエンザイムQ10を配合したサプリメントを購入する際は、「二つの六角形にCoQの文字」が入った認定マークが付いているかどうか確認しましょう。
また協会のWebサイトでは1年ごとに認定を受けた製品名を公開していますので、こちらもぜひ確認しましょう。