コエンザイムQ10とは体を構成する補酵素で生命活動に不可欠な成分
コエンザイムQ10とは、身体を構成する約60兆個の細胞のほとんどに存在する補酵素になります。
生命活動を維持するためには不可欠な成分になり、体内でつくられている成分になります。
しかし合成量は加齢とともに急速に減少することが分かっています。
その上に摂りにくい成分にもなります。
まずコエンザイムQ10の主な働きはエネルギー産生に不可欠で強力な抗酸化作用を持つことです。
全身の細胞内でエネルギー産生を促す働きがあります。
そして身体を錆びさせる活性酸素を除去する強力な抗酸化作用があります。
生命活動を維持するのに不可欠な成分のため、体内でつくられていますが、その合成量は20歳前後をピークに減少します。
特に減少率が高いのが心臓の機能になります。
40歳前後でピーク値の約30パーセント以上が失われてしまう成分になります。
心臓は、体内で最もコエンザイムQ10の濃度が高い臓器になります。
そのため十分なコエンザイムQ10が存在しない心筋は活動量が低下します。
心不全の患者ではコエンザイムQ10の濃度が低いことも分かっています。
またLDLコレステロールの酸化を防ぐことも分かっています。
その他にも動脈硬化といった生活習慣病の予防へも期待が高まっている成分になります。
コエンザイムQ10は心機能のアップや血流改善、疲労回復、肌の老化予防といったさまざまな研究が進んでいる成分になります。
肌の最も外側の表皮は紫外線を防ぐためにコエンザイムQ10を多く含んでいます。
紫外線によってコラーゲンの分解酵素の合成が抑えられる働きがあります。
そのため、シワやたるみを防ぐ可能性が高い成分にもなります。
運動能力のアップや疲労感の軽減にも役に立つ成分がコエンザイムQ10になります。
コエンザイムQ10を摂取すると、筋肉中のコエンザイムQ10の濃度が上昇して、筋肉でのエネルギー産生を促進します。
さらに筋肉細胞を傷つける活性酸素を抑えることで運動能力を高めると考えられています。
また運動後に摂取することで、疲労感が軽減されるという研究報告もあります。
コエンザイムQ10の力を十分に発揮するためには、1日約60mgの摂取が必要と言われています。
しかし食品に含まれる量はわずかになります。
摂りにくい成分のため、身体への吸収を良くする工夫が必要になります。
コエンザイムQ10は油に溶けやすい成分になるので、油で調理したり、油と一緒に摂ることを心がけることが必要になります。
コエンザイムQ10とは、身体を構成する細胞のほとんどに存在する補酵素になります。そして身体への効果の研究が進んでいる成分にもなります。
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